データベースの3層スキーマアーキテクチャに関する記述として、適切なものはどれか。
ア | 概念スキーマは、内部スキーマと外部スキーマの間に位置し、エンティティやデータ項目相互の関係に関する情報を持つ。 |
イ | 外部スキーマは、概念スキーマをコンピュータ上に具体的に実現させるための記述であり、データベースに対して、ただ一つ存在する。 |
ウ | サブスキーマは、複数のデータベースを結合した内部スキーマの一部を表す。 |
エ | 内部スキーマは、個々のプログラム又はユーザの立場から見たデータベースの記述である。 |
関係データベースの表を設計する過程で、A表とB表が抽出された。主キーはそれぞれ列aと列bである。この二つの表の対応関係に基づいた表の設計に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | A表とB表の対応関係が1対1の場合、列aをB表に追加して外部キーとしてもよいし、列bをA表に追加して外部キーとしてもよい。 |
イ | A表とB表の対応関係が1対多の場合、列bをA表に追加して外部キーとする。 |
ウ | A表とB表の対応関係が多対多の場合、新しい表を作成し、その表に列aか列bのどちらかを外部キーとして設定する。 |
エ | A表とB表の対応関係が多対多の場合、列aをB表に、列bをA表にそれぞれ追加して外部キーとする。 |
次の概念データモデルを関係データベース上に実装するとき、適切な関係スキーマ定義はどれか。ここで、モデルの表記にはUMLを用いる。関係スキーマ定義中の実線の下線は主キーを、破線の下線は外部キーを表す。
次の概念データモデルを関係データベース上に実装することとし、実装用のデータモデルを作成した。適切な多重度が指定されているものはどれか。ここで、モデルの表記にはUMLを用いる。
関係Rは属性{A,B,C,D,E}から成り、関数従属性A→B, A→C, {C,D}→Eが成立する。最初に属性集合{A,B}を与えて、これらの関数従属性を適用して導出される属性をこの属性集合に加える。この操作を繰り返して得られる属性集合(属性集合の閉包)はどれか。
ア | {A,B,C} |
イ | {A,B,C,D} |
ウ | {A,B,C,D,E} |
エ | {A,B,E} |
関係モデルの候補キーの説明のうち、適切なものはどれか。
ア | 関係Rの候補キーは関係Rの属性の中から選ばない。 |
イ | 候補キーは主キーの中から選ぶ。 |
ウ | タプルごとに、候補キーの値は異なる。 |
エ | 一つの関係に候補キーが複数あってはならない。 |
体現ビュー(Materialized view)に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | 同じデータが実装と体現ビューとに重複して格納されることはない。 |
イ | 更新可能であるとDBMSが判断したビューのことである。 |
ウ | 実表のようにデータベースに格納されるビューのことである。 |
エ | 問合せや更新要求のたびにビュー定義をSQL文に組み込んで処理する。 |
第2正規形であるが第3正規形でない表はどれか。ここで、講義名に対して担当教員は一意に決まり、所属コードに対して勤務地は一意に決まるものとする。また、{ }は繰返し項目を表し、実線の下線は主キーを表す。
ある月の”月末商品在庫”表と”当月商品出荷実績”表を使って、ビュー”商品別出荷実績”を定義した。このビューにSQL文を実行した結果の値はどれか。
ア | 400 |
イ | 500 |
ウ | 600 |
エ | 700 |
次の関係R,S,T,Uにおいて、関係代数表現R×S÷T-Uの演算結果はどれか。ここで、×は直積、÷は商、-は差の演算を表す。
”社員”表と”プロジェクト”表に対して、次のSQL文を実行した結果はどれか。
分散データベースのトランザクションは複数のサブトランザクションに分割され、複数のサイトで実行される。このとき、トランザクションのコミット制御に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | 2相コミットでは、全てのサブトランザクションからコミット了承応答が届いても、必ずしも全てのサブトランザクションをコミットするとは限らない。 |
イ | 2相コミットを用いても、サブトランザクションが実行されるサイトに主サイトの指示が届かず、サブトランザクションをコミットすべきかロールバックすべきか分からない場合がある。 |
ウ | 2相コミットを用いると、サブトランザクションがロールバックされてもトランザクションがコミットされる場合がある。 |
エ | 集中型データベースのコミット制御である1相コミットで、個々のサイトが独自に分散データベースのコミットを行っても、サイト間のデータベースの一貫性は保証できる。 |
デッドロックが発生する可能性のある排他制御の方式はどれか。
ア | 2相ロックプロトコルに従ってロックする方式 |
イ | 時刻印を用いて、トランザクションの優先順位を決める方式 |
ウ | 全てのトランザクションにおいて、ロック対象のデータは一定の順序でロックを行い、全てのロックが完了するまで、アンロックを行わない方式 |
エ | トランザクション開始時に一括してロックする方式 |
システム障害発生時には、データベースの整合性を保ち、かつ、最新のデータベース状態に復旧する必要がある。このために、DBMSがトランザクションのコミット処理完了とみなすタイミングとして、適切なものはどれか。
ア | アプリケーションの更新命令完了時点 |
イ | チェックポイント処理完了時点 |
ウ | ログバッファへのコミット情報書込み完了時点 |
エ | ログファイルへのコミット情報書出し完了時点 |
SQLでトランザクションの隔離性水準をREAD COMMITEDに指定したときに発生する状態はどれか。
ア | ダーティリードとアンリピータブルリードとファントムリードが発生する。 |
イ | ダーティリードとアンリピータブルリードは発生しないが、ファントムリードが発生する。 |
ウ | ダーティリードは発生しないが、アンリピータブルリードとファントムリードが発生する。 |
エ | ダーティリードもアンリピータブルリードもファントムリードも発生しない。 |
概念データモデルにおいて、実態Aのインスタンスaが他の実体Bのインスタンスbと関連しており、aが存在しなくなれば、bも存在しなくなる。このような実体Bを何と呼ぶか。
ア | 仮想実体 |
イ | 強実体 |
ウ | 弱実体 |
エ | 正実体 |
更新前レコードと更新後レコードをログとして利用するDBMSにおいて、ログを先に書き出すWAL(Write Ahead Log)プロトコルに従うとして、処理①~⑥を正しい順番に並べたものはどれか。
① begin transaction レコードを書き出す。
② データベースを更新する。
③ ログに更新前レコードを書き出す。
④ ログに更新後レコードを書き出す。
⑤ commitレコードを書き出す。
⑥ end transaction レコードを書き出す。
ア | ①→②→③→④→⑤→⑥ |
イ | ①→③→②→④→⑥→⑤ |
ウ | ①→③→②→⑤→④→⑥ |
エ | ①→③→④→②→⑤→⑥ |
関係データベースにおいて、タプル数nの表二つに対する結合操作を入れ子ループ法によって実行する場合の計算量は幾らか。
ア | 2n |
イ | log n |
ウ | n2 |
エ | n log n |
二つのトランザクション T1, T2 が、データ a, b に並行してアクセスする。T1, T2 の組合せのうち、直列可能性を保証できるものはどれか。ここで、トランザクションの各操作の意味は次のとおりとする。
業務系のデータベースから抽出したデータをデータウェアハウスに格納するために、整合されたデータ属性やコード体系などに合うように変換及び修正を行う処理はどれか。
ア | クラスタリング |
イ | スライシング |
ウ | ダイシング |
エ | データクレンジング |
ISMS適合性評価制度における情報セキュリティ基本方針に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | 重要な基本方針を定めた機密文章であり、社内の関係者以外の目に触れないようにする。 |
イ | 情報セキュリティの基本方針を述べたものであり、ビジネス環境や技術が変化しても変更してはならない。 |
ウ | 情報セキュリティのための経営陣の方向性及び支持を規定する。 |
エ | 特定のシステムについてリスク分析を行い、そのセキュリティ対策とシステム運用の詳細を記述する。 |
バス幅が16ビット、メモリサイクルタイムが80ナノ秒で連続して動作できるメモリがある。このメモリのデータ転送速度は何Mバイト/秒か。ここで、Mは106を表す。
ア | 12.5 |
イ | 25 |
ウ | 160 |
エ | 200 |
分散処理システムにおける障害透明性(透過性)の説明として、適切なものはどれか。
ア | 管理者は、システム全体の状況を常に把握でき、システムを構成する個々のコンピュータで起きた障害をリアルタイムに知ることができること。 |
イ | 個々のコンピュータでの障害がシステム全体に影響を及ぼすことを防ぐために、データは1か所に集中した管理をすること |
ウ | どのコンピュータで障害が起きてもすぐ処理できるように、均一なシステムとなっていること |
エ | 利用者は、システムに障害が起きていることを意識せずに、システムを利用できること |
システム開発で行われる各テストについて、そのテスト要求事項が定義されるアクティビティとテストの組合せのうち、適切なものはどれか。
共通フレーム2007の企画プロセスのアクティビティ”システム化構想の立案”で実施すべきタスクはどれか。
ア | 業務モデルの作成 |
イ | 全体開発スケジュールの作成 |
ウ | 対象業務のシステム課題の定義 |
エ | 対象となる業務の明確化 |
問1 | データベースの3層スキーマアーキテクチャに関する記述として、... |
問2 | 関係データベースの表を設計する過程で、A表とB表が抽出された... |
問3 | 次の概念データモデルを関係データベース上に実装するとき、適切... |
問4 | 次の概念データモデルを関係データベース上に実装することとし、... |
問5 | 関係Rは属性{A,B,C,D,E}から成り、関数従属性A→B... |
問6 | 関係モデルの候補キーの説明のうち、適切なものはどれか。 |
問7 | 体現ビュー(Materialized view)に関する記述... |
問8 | 第2正規形であるが第3正規形でない表はどれか。ここで、講義名... |
問9 | ある月の”月末商品在庫”表と”当月商品出荷実績”表を使って、... |
問10 | 次の関係R,S,T,Uにおいて、関係代数表現R×S÷T-Uの... |
問11 | ”社員”表と”プロジェクト”表に対して、次のSQL文を実行し... |
問12 | 分散データベースのトランザクションは複数のサブトランザクショ... |
問13 | デッドロックが発生する可能性のある排他制御の方式はどれか。 |
問14 | システム障害発生時には、データベースの整合性を保ち、かつ、最... |
問15 | SQLでトランザクションの隔離性水準をREAD COMMIT... |
問16 | 概念データモデルにおいて、実態Aのインスタンスaが他の実体B... |
問17 | 更新前レコードと更新後レコードをログとして利用するDBMSに... |
問18 | 関係データベースにおいて、タプル数nの表二つに対する結合操作... |
問19 | 二つのトランザクション T1, T2 が、データ a, b ... |
問20 | 業務系のデータベースから抽出したデータをデータウェアハウスに... |
問21 | ISMS適合性評価制度における情報セキュリティ基本方針に関す... |
問22 | バス幅が16ビット、メモリサイクルタイムが80ナノ秒で連続し... |
問23 | 分散処理システムにおける障害透明性(透過性)の説明として、適... |
問24 | システム開発で行われる各テストについて、そのテスト要求事項が... |
問25 | 共通フレーム2007の企画プロセスのアクティビティ”システム... |