printの使い方| プログラミングの砂場

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printの使い方

printを使っていろいろな文字を実行結果に表示させてみましょう。

1. print関数

printは、砂場JSの実行結果エリアに文字を表示させる関数です。

printは、砂場JSに限らず、さまざまなプログラミング言語に備わっている基本的な機能です。

printに相当する機能が無ければ、画面になにも表示させることができません(真っ黒なまま)。

例えば、「1+2」 の計算結果を画面に表示させるにはどうしたらよいでしょうか?

プログラム

1+2

これもプログラムです。

これを実行すると「1+2」は計算されますが、その結果を目にすることができません。

そこで、計算結果が知りたいのでprintを使います。

プログラム

print(1+2)

実行結果

3

printは、「必要な情報を目に見える形で画面に表示してくれる」機能とも言えますよね。

そんなprintですが、この先、プログラムを書く上でいやと言うほど使う機能なので、ここで少し使い方に慣れておきましょう。

2. printの使い方

printの書き方

print(データ)

「データ」の部分は、文字列、半角数字、式、変数などを指定します。

「文字列」は「こんにちは」などの、まさに「文字の列」のことを言います。

ここでは、文字列、半角数字、式について使い方を見てみましょう。

変数については次のセクションで登場します。

2-1. 文字列を表示する

データに文字列を指定する場合は、文字を「""」か「''」で囲う必要があります。

「"」は「ダブルクオート」、「'」は「シングルクオート」と言います。

どちらで囲っても構いませんが、囲い始めと終わりは同じクオートにしてください。

クオートで囲まれたデータは、全て「文字列データ」として認識されます。

プログラム

print("hello")

実行結果

hello

プログラム

print(hello)

実行結果

エラー

「hello」は文字列データではなく「変数」として認識され、その「変数」が見つからないのでエラー!

プログラム

print('こんにちは')

実行結果

こんにちは

プログラム

print(こんにちは)

実行結果

エラー

「こんにちは」は文字列データではなく「変数」として認識され、その「変数」が見つからないのでエラー!

2-2. 半角数字を表示する

データに半角数字を指定する場合は、クオートで囲っても囲わなくてもエラーになりません。

プログラム

print(123);

実行結果

123

プログラム

print("123")

実行結果

123

プログラム

print('123')

実行結果

123

2-3. 式の結果を表示する

データに式を指定する場合は、クオートで囲ってはいけません。

クオートで囲むと式ではなく文字列として認識されてしまいます。

プログラム

print(1+2)

実行結果

3
「1+2」は式として認識され、その計算結果「3」が表示される。

プログラム

print("1+2")

実行結果

1+2

「1+2」という文字列として認識されてしまう!

2-4. 複数のデータを表示する

プログラム

print("おはよう")
print("こんにちは")
print("こんばんは")

実行結果

おはようこんにちはこんばんは

これでは、3つのあいさつが横並びに表示されてしまって見づらいですよね。

そんなときは「改行文字」というのを使って「改行」して表示させます。

プログラム

print("おはよう\n")
print("こんにちは\n")
print("こんばんは\n")

実行結果

おはよう
こんにちは
こんばんは

「\n」は見慣れない記号ですが、プログラム上では「改行」と認識されます。

改行したい位置に「\n」を入力しておけば、その位置で改行されます。

「\」はバックスラッシュといって、多くのキーボード上では右上の「¥」を押すと入力できます。

ちなみに上のプログラムは、

プログラム

print("おはよう\nこんにちは\nこんばんは\n")

と書いても同じ結果になります。

もう一つの書き方としては「+」記号で文字を連結させるという方法があります。

プログラム

print("おはよう"+"\n")
print("こんにちは"+"\n")
print("こんばんは"+"\n")

というように「+」記号で元の文字列に別の文字列を足し込むという書き方もできます。

この書き方をすると、後で登場する「変数」の内容を表示させるときに改行文字を追加できるので便利です。

プログラム

let x=1
let y=2
let z=3
print(x+"\n")
print(y+"\n")
print(z+"\n")

実行結果

1
2
3

プログラム

print(1+"\n"+2+"\n"+3+"\n")

でも同じ結果です。

最後に、砂場JSを使っていろいろなデータを表示してみてください。

例えば、

自分の名前

「1+2+3+4+5」の計算結果

魚の種類を3つ改行付きで表示

などなど

3. まとめ

  • printは、さまざまなプログラミグ言語に備わる基本的な機能です。
  • printは、文字列(こんにちは等)や数字(123など)を表示させる機能です。

次は、「変数」についてです。

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