パソコンのタイピング基礎知識(ローマ字入力) |ミニタイピング

パソコンのタイピング基礎知識(ローマ字入力)


このサイトでは、日本語のタイピングで一般的な「ローマ字」入力について話をすすめます。

ローマ字入力とは、日本語で「こんにちわ」と打ちたい場合、ローマ字で「KONNNITIWA」とキーを打つ方式です。

他の日本語入力方式として「かな入力」もありますが、現在ではあまり使われていません。

ローマ字入力は文字通り否が応でもローマ字でキーを打つことになるため、英文タイピングや、プログラミングなどに活かすこともできます。

これからタイピングを始める方には、現在一般的な「ローマ字入力」をおすすめします。

パソコンのタイピングを覚えるには、実際に手を動かしてキーボードを打つ練習をする必要があります。

しかしながら、タイピングの基本的なルールを知らないまま練習してもなかなか上達しません。

ルールといっても覚えることは3つ位しかないので、安心してください。

手を動かす前の基礎知識として、まずは「指とキーの関係」「ホームポジション」から確認していきましょう。




指とキーの関係

まずは、1つ目。指とキーの関係についてです。

各指には、担当するキーが予め決まっています。

下の画像をご覧ください。

指とキーの関係
指とキーの関係

各指の担当するキーを色分けしました。

なんだか複雑そうで嫌気がさしますが、この、指とキーの関係は暗記する必要はありません。

タイピング練習をしているうちに、体(指)が覚えてしまうからです。

今は、「各指は、押すキーが決まっているんだ」程度に意識しておいてください。

ホームポジション

つづいて、2つ目。ホームポジションについてです。

ホームポジションとは、キーボードのキーを何も押さない時の指の置き場所です。

下の画像をご覧ください。

ホームポジションの指の置き方
ホームポジションの指の置き方

このように左手人差し指から「FDSA」、右手人差し指から「JKL;」に軽く置いた状態がホームポジションです。

このホームポジションを起点に様々なキーを押していくことになります。

ポイントとしては、人差し指の「F]「J」キーには触って解るように、「突起(ポッチ)」がついています。

この「突起(ポッチ)」を人差し指で感じとり手元を見なくてもホームポジションをとれるようになりましょう。

タイピングしているとホームポジションから指が外れるものですが、すぐにホームポジションをとるようにしてください。

ホームポジションのとりかたに慣れていない方は、下のリンクをご覧ください。

ホームポジションのとりかた

「あいうえお」からの練習

そして、3つ目。「あいうえお」からの練習についてです。

ホームポジションを理解したら早速、「あいうえお」のタイピングからはじめましょう。

「あいうえお」のタイピングがスムーズにできるようになると、その他の日本語の入力練習が楽になります。

母音(ぼいん)と子音(しいん)

「あいうえお」はローマ字で「AIUEO」と入力します。

「かきくけこ」なら「KA KI KU KE KO」と入力します。

「さしすせそ」なら「SA SI SU SE SO」と入力します。

「かきくけこ」「さしすせそ」共に「A,I,U,E,O」が含まれていますね。

この「A=あ」「I=い」「U=う」「E=え」「O=お」は母音(ぼいん)といいます。

母音(A,I,U,E,O)は、日本語を入力する際に必ずと言っていいほど打つキーなので最初に慣れておく必要があります。

例えば「か行」は「K」という子音(しいん)を持っています。

ですから「か行」は「K」という子音と後に続く母音(A,I,U,E,O)の組み合わせで打つことができます。

「か,き,く,け,こ」→「KA,KI,KU,KE,KO」

「さ行」であれば「S」という子音と後に続く母音の組み合わせといったように、ほとんどの日本語は子音と母音の組み合わせで打つことができます。

「さ,し,す,せ,そ」→「SA,SI,SU,SE,SO」

ただし、「ん」は、母音が存在しないので注意です。

母音と子音の関係は、以下の表をご覧ください。

※「し」などは、「SI」や「SHI」といったように複数の打ち方があるのですが、簡単のため1つの打ち方に割愛しています。

清音表(あいうえお~わをん)

あ行
(母音)

A

I

U

E

O
か行
(子音K)

KA

KI

KU

KE

KO
さ行
(子音S)

SA

SI

SU

SE

SO
た行
(子音T)

TA

TI

TU

TE

TO
な行
(子音N)

NA

NI

NU

NE

NO
は行
(子音H)

HA

HI

HU

HE

HO
ま行
(子音M)

MA

MI

MU

ME

MO
や行
(子音Y)

YA

YU

YO
ら行
(子音R)

RA

RI

RU

RE

RO
わ行
(子音W)

WA

WO

(子音Nのみ)

NN

濁音・半濁音表(がぎぐげご~ぱぴぷぺぽ)

が行
(子音G)

GA

GI

GU

GE

GO
ざ行
(子音Z)

ZA

ZI

ZU

ZE

ZO
だ行
(子音D)

DA

DI

DU

DE

DO
ば行
(子音B)

BA

BI

BU

BE

BO
ぱ行
(子音P)

PA

PI

PU

PE

PO

「あいうえお」のタイピングへ

一旦ここまでで、下の2点だけ意識して「あいうえお」タイピングの練習をしてみてください。

  • 各指には打つべきキーが決まっている。
  • ホームポジションを意識する。

「あいうえお」のタイピングへ

「あいうえお」のタイピングに慣れたら、これより下もざっと目を通してください。

「ん」のタイピング

「ん」は母音がないので、上のルールでは入力できません。

「ん」は、「N]を2個続けて「NN」と打ちます。

別の入力方法として、「ん」の後の文字が母音でなくかつ「な行」でない場合「N」を1回に省略できます。

例えば「こんばんわ」は「KONNBANNWA」と入力しますが、「KONBANWA」でも入力できます。

「こんにちは」の場合は、「ん」の後の文字が「な行(に)」なので「KONNNITIWA」というように「ん」に対して「N」を2回打つ必要があります。

慣れるまでは、単純に「ん」は、「N]を2個続けて「NN」と打つのが良いと思います。

「わをん」のタイピングへ

拗音(ゃゅょ等)のタイピング

拗音とは、「ちゃ」「しゅ」「ちょ」などに現れる小さい「ゃゅょ」などの事です。

この小さい文字「ゃゅょ」などの入力には少し慣れが必要です。

小さい文字を単体で打つには最初に「L」を打ち続けて目的の文字を打ちます。

例えば「ゃ」と打ちたい場合は「LYA」と打ちます。

この最初に付ける「L」は「リトル=小さい」と覚えると良いと思います。

「LYA」は「小さい「や」」といった感じです。

しかし、小さい文字を単体で打つと手間がかかってしまうため、通常はまとめて打ちます。

例えば「ちゃ」と入力する場合「TILYA」でも入力出来ますが、「TYA」でも入力できます。

まとめ打ちの練習メニューがありますので、試してみてください。

「拗音(ゃゅょなど)」のタイピングへ

促音(っ)の入力

促音とは、「きって」「さっか」などに現れる小さい「っ」の事です。

この小さい「っ」の入力も拗音と同様に「L」を「TU(つ)」の前に打つことで入力できます。

「っ」と打ちたい場合は「LTU」と打ちます。

促音も単体で打つと手間がかかってしまうため、通常はまとめて打ちます。

例えば「きって」は「KILTUTE」でも入力できますが、「KITTE」でも入力できます。

ポイントは「って」の部分です。「TTE」と子音を2回打った後に母音を打つと「て」の前に「っ」が付いてきます。

「っこ」なら「KKO」、「っそ」なら「SSO」といった具合です。

まとめ打ちの練習メニューがありますので試してみてください。

「促音(っ)」のタイピングへ

まとめ

タイピングは決して難しいものではありません。

頭で考えるより体(指先)に覚えてもらうといった感じです。

感覚的には、自転車に乗る練習のようなものです。
(頭を使うとか記憶がうんぬんより、現場で練習、体で感覚を身につける。)

少しずつでも練習してみてください。

それほど時間がかからず慣れてくると思います。

タイピング練習に入る前に、以下のことを頭の片隅に置いておいてください。

  • 各指には打つべきキーが決まっている。
  • 各指はホームポジションに置く。
  • 「F」、「J」キーには手元を見なくてもホームポジションに戻れるように突起(ポッチ)が付いている。
  • ホームポジションから指が外れても直ぐホームポジションに戻る。
  • 主要な「かな文字」は子音と母音(A,I,U,E,O)の組み合わせで入力する。

後は、練習あるのみ!慣れれば指が勝手に動くようになってしまいます。

ホームポジションだけは忘れずに、基本となる「あいうえお」のタイピングから始めてみましょう。

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