単一テーブルからのSELECT
まずは、ひとつのテーブルを使ってSELECT文を打って実行してみましょう。
目次
1. ひとつのテーブルからデータを取り出す
このサイトでは、会員向けにネット販売をしている青果店の売り上げを管理する5つのテーブルが用意されています。
各テーブルに保存されているデータを取得してみましょう。
SQLの構文
「列名」は「,(カンマ)」を使う事で、複数指定できます。
また、全ての列を指定する場合は、「*(アスタリスク)」を使います。
1-1. Kaiin(会員テーブル)
Kaiinテーブルは、青果店の会員(ユーザ)を管理するテーブルです。
列名 | 型 | 主キー(PK) | 外部キー(FK) | 用途 |
---|---|---|---|---|
user_id | INT | 〇 | ユーザID | |
name | VARCHAR(255) | 名前 | ||
name_kana | VARCHAR(255) | 名前ふりがな | ||
VARCHAR(255) | メールアドレス | |||
tel | VARCHAR(255) | 電話番号 | ||
address | VARCHAR(255) | 住所 | ||
regist_date | DATE | 会員登録年月日 |
Kaiinテーブルに保存されているデータを取得してみましょう。
SELECT * FROM Kaiin;
列を指定して、「名前」と「名前ふりがな」だけを取得してみましょう。
SELECT name,name_kana FROM Kaiin;
1-2. Category(商品カテゴリテーブル)
Categoryテーブルは商品カテゴリを管理するテーブルです。
列名 | 型 | 主キー(PK) | 外部キー(FK) | 用途 |
---|---|---|---|---|
category_id | INT | 〇 | 商品カテゴリID | |
name | VARCHAR(255) | カテゴリ名 | ||
name_kana | VARCHAR(255) | カテゴリ名ふりがな |
Categoryテーブルに保存されているデータを取得してみましょう。
SELECT * FROM Category;
列を指定して、「カテゴリ名」と「カテゴリ名ふりがな」だけを取得してみましょう。
SELECT name,name_kana FROM Category;
1-3. Shouhin(商品テーブル)
Shouhinテーブルは、商品を管理するテーブルです。
列名 | 型 | 主キー(PK) | 外部キー(FK) | 用途 |
---|---|---|---|---|
shouhin_id | INT | 〇 | 商品ID | |
name | VARCHAR(255) | 商品名 | ||
name_kana | VARCHAR(255) | 商品名ふりがな | ||
category_id | INT | 〇(参照先:Category.category_id) | カテゴリID | |
price | INT | 値段 |
Shouhinテーブルに保存されているデータを取得してみましょう。
SELECT * FROM Shouhin;
列を指定して、「商品名」と「値段」だけを取得してみましょう。
SELECT name,price FROM Shouhin;
1-4. Uriage(売上テーブル)
Uriageテーブルは、売り上げを管理するテーブルです。
売上の情報の中でも、「誰がいつ」買ったという情報を持っています。
「何をいくつ」買ったかの情報は、Uriage_meisaiテーブルが持っています。
列名 | 型 | 主キー(PK) | 外部キー(FK) | 用途 |
---|---|---|---|---|
uriage_id | INT | 〇 | 売上ID | |
user_id | INT | 〇(参照先:Kaiin.user_id) | ユーザID | |
uriage_date | DATE | 売上年月日 |
Uriageテーブルに保存されているデータを取得してみましょう。
SELECT * FROM Uriage;
列を指定して、「売上ID」と「売上年月日」だけを取得してみましょう。
SELECT uriage_id,uriage_date FROM Uriage;
1-5. Uriage_meisai(売上明細テーブル)
Uriage_meisaテーブルは、売上明細を管理するテーブルです。
売上の情報の中でも、「何をいくつ」買ったという情報を持っています。
「誰がいつ」買ったという情報はUriageテーブルが持っています。
列名 | 型 | 主キー(PK) | 外部キー(FK) | 用途 |
---|---|---|---|---|
uriage_meisai_id | INT | 〇 | 売上明細ID | |
uriage_id | INT | 〇(参照先:Uriage.uriage_id) | 売上ID | |
shouhin_id | INT | 〇(参照先:Shouhin.shouhin_id) | 商品ID | |
hanbai_suu | INT | 販売数 |
Uriage_meisaiテーブルに保存されているデータを取得してみましょう。
SELECT * FROM Uriage_meisai;
列を指定して、「売上ID」と「商品ID」と「販売数」だけを取得してみましょう。
SELECT uriage_id,shouhin_id,hanbaisuu FROM Uriage_meisai;
2. まとめ
練習用テーブルからSELECTを使いデータを取得しました。
使用したSELECTの構文は、下の通りです。
列名は「カンマ」区切りで複数指定できます。
全ての列を指定する場合は、「*(アスタリスク)」を使用します。
次は、「列に別名を付ける」についてです。