改行文字とコメント
画面に文字をたくさん用事すると見にくいですよね。
そんなときには、「改行文字」を使って画面の表示を整えることができます。
また、プログラムの中にメモ的なものを書くことができます。
このメモのことを、「コメント」といいます。
下で「改行文字」と「コメント」の使い方をみてみましょう。
目次
1. 改行文字
改行文字は「\n」と打ちます。
下のプログラムを入力して実行してみてください。
「\」は多くのキーボードでは、右上の「¥」キーを押すと入力できます。
print("おはよう\n")
print("こんにちは\n")
print("こんばんは\n")
こんにちは
こんばんは
と表示されましたか?
「\n」と打った位置で改行されているのが分かると思います。
上のプログラムの場合、
print("おはよう\nこんにちは\nこんばんは\n")
でも同じ結果になります。
改行文字「\n」の「\」はバッククスラッシュといって、コンピュータ上では特別な意味のある記号です。
バックスラッシュを使うと今回の改行文字や、タブなどの「目に見えない文字」を打つことができます。
※ここでは、改行文字以外の特殊な文字の入力については割愛します。
2. コメント
コメントを使うと、プログラムの中にメモを残しておくことができます。
コメントは、ただのメモですので、プログラムの動作に関係ありません。
プログラムの大きさが100行、1000行となってくると、自分でもどのような目的でそのプログラムを書いたのか忘れてしまうものです。
そんなときに、役立つのが「コメント」というわけす。
1行のコメントと複数行のコメントで書き方が違いますので、下でそれぞれの書き方を見てみましょう。
※プログラミング言語によっては、コメントの書き方が違うものもあります。
2-1. 1行のコメント
下の「//」で始まっている行が「コメント」です。
//名前を表示する
print("山田太郎")
「//」から右側(「名前を表示する」の部分)は、プログラム実行時には無視されます。
2-2. 複数行のコメント
下の「/*~*/」で囲まれた部分が「コメント」です。
/*
上は改行無しで表示します。
下は改行して表示します。
*/
print("あいうえおかきくけこ");
print("\n---------------\n");
print("あいうえお\nかきくけこ");
「/*~*/」で囲まれている部分は、プログラム実行時に無視されます。
3. 試してみよう
改行文字を使って「あいさつ」を以下のように間をあけて表示してみてください。
こんにちは
こんばんは
3-1. プログラム例
// お尻に改行文字を2個つけてみました
print("おはよう\n\n")
print("こんにちは\n\n")
print("こんばんは\n\n")
// あいさつの間に改行文字だけ表示してみました
print("おはよう\n")
print("\n")
print("こんにちは\n")
print("\n")
print("こんばんは\n")
4. まとめ
複数のprintを使って、文字を改行付きで表示しました。
改行文字は「バックスラッシュとn」で「\n」と打ちます。
「\」は多くのキーボードでは、右上の「¥」キーを押すと入力できます。
プログラムにコメントを付けました。
コメントは、プログラムの動作に関係ありません。
コメントを書くときは、「//」か「/*~*/」を使います。
次は、「四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)」についてです。